ねぐせ。、Cody・Lee(李)と祝ったリーガルリリー結成10周年記念公演「ロックという宝物の中に今日一日を入れたい」
かと思えば、ラストの「初恋・愛情・好き・ラヴ・ゾッコン・ダイバー・ロマンス・君に夢中!!」では対バンという、いわば“人の家”なのに大いに散らかして大暴れして、フロアをがっちりロックオンしたのだった。
ニシマケイ(b/cho)
原汰輝(ds/cho)
すっかりフロアの空気が温まったところに現れたリーガルリリー。冒頭からたかはしが出すフィードバックに大きな歓声が上がり、この対バンのマインドを表現するような「若者たち」が鳴らされる。晴れやかな孤高とでも言うべきバンドアンサンブルは彼女たちならではのものだ。青い季節のムードは「17」の軽快なビートに接続。タイトなリズム隊、たかはしの乾いたカッティングとトレブリーなソロが愛らしさのある曲にフックをつけていく。3ピースの音で他の誰でもないアイデンティティを証明していく今のリーガルリリーの強さがオーディエンスを引き込んでいく。
リーガルリリー
ピックを挟んだ右手を挙げ、「リーガルリリーです!」と、たかはしが挨拶したと同時に三つの楽器が畳み掛けてくるイントロに大きな歓声が上がる。「東京」だ。
全身を使ってグルーヴの核を生み出している海はさらに自由になった印象だし、サポートのUrara(ds)