くらし情報『【PFF×若手クリエイター】「わたしの映画づくり」村田夕奈さん』

2024年2月23日 12:00

【PFF×若手クリエイター】「わたしの映画づくり」村田夕奈さん

でも、一緒につくった仲間の中には『可惜夜』が最初で最後の映画になるであろう子も大勢いる。だから、できるだけ作品を傷つけないで、いい思い出として残したかった。それでほかの映画祭には応募しませんでした。ただ、出品が無料だったらちょっと違ったかも(笑)。高校生にとっては3000円、4000円でも痛い出費。それが無料になるのは大きいです。私の中でPFFは自分の実力がある一定に達しないと出せないと意識する大きな映画祭。でも、当時、無料だったら、『力試しで』と応募していたかもしれません。
映画祭はチャンスを掴めるかもしれない場。無料であれば失うものはなにもないので、臆することなく多くの10代にチャレンジしてほしいですね」

その後、高校の卒業制作作品と自身で位置付けて完成させた『自画自讃』はMOOSIC LAB 2024で上映に。いまは大学で映画を学びながら、映画監督の道を模索している。

「『可惜夜』の上映の中で、うれしいことに同年代のみならず大人世代からも温かい言葉をかけていただいたんです。独学で初めてつくった映画ですから技術的に未熟で欠点や粗があるのは確か。自分のつくりたい映画は『これ』という強い気持ちで完成させましたけど、自信なんてなかった。

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