手越祐也が誕生日に贈る4年間の到達点 新曲「Flash back」発売記念オフィシャルインタビュー&MV公開
テンポが速く、間奏もなく、息継ぎすら難しい曲だからこそ、そのドライブ感をさらに加速させるようなサウンドにしてほしいともお願いしましたし……最後のサビはそれまで歌ってきた内容を経た決意といいますか、自分をすべて開放して語り掛ける「夢を見るなら僕とどう?」という言葉なので、サウンドをさらに重ねて豪華にしてほしいとオーダーさせていただきました。
──ユニセックスのハイトーンボイスが映える、手越さんにしか表現できない楽曲であるとも感じました。声の出し方はどのように決めたのでしょうか?
現場で僕が判断して決めました。特にBメロは考えましたね。キーがすごく高いので、そこまで出すためにも本来ならガツンと張るような発声になると思うんです。ロックな曲で声を張って「俺どう?」と歌うかっこよさですよね。でも、今回はあえて一歩引いて、声のトーンや音量を落とすことによって“クールな強さ”を表現してみたいと思ったんです。
これまでの戦って戦って、戦いまくってきた俺だったらガーンと声を張るのが適していると思いますが、今はいろんなことが叶ってきている状況で、少し気持ちにも余裕ができているので……声を張りまくるのではなく、俯瞰するイメージでエッジをきかせるのがいいんじゃないかと思いました。