シス・カンパニー新作公演『夫婦パラダイス』開幕 尾上松也&瀧内公美のコメントが到着
は、モチーフとなっている小説『夫婦善哉』のふたりとは少し違っています。何よりも柳吉さんが小説のどうしようもないダメ男とは違って、夢をもっている人。松也さんが演じられると何でも許せてしまう愛らしさがおありで、明るく見守り寄り添いながら、愛らしく希望があるふたりになれるような気がしています。北村想さんの脚本は、哲学的で難解な言葉もありますが、登場人物一人ひとりが愛おしくなるほど、素敵で美しい台詞ばかりです。そこに、どこか煙に巻いたような悪戯っぽさやおかしみもあって面白いんですよね。今回、その美しい台詞を声に出して言える幸せを感じながら、その言葉をしっかりとお客様に届けなければ、、、という思いでおります。また、ご一緒する皆さんは百戦錬磨の方々。稽古場では、憧れと嬉しさが入り交じり、一生懸命手綱を手繰り寄せながらも笑いが絶えないお稽古時間を過ごさせてもらいました。
魅力的な皆さんとお届けする『夫婦パラダイス』。ぜひ劇場でお待ちしております!
【あらすじ】
川の向こうは「パラダイス」。でも、こちら側は人生の吹き溜まり……。
そんな大阪東のとある川辺の居酒屋に、ワケアリのカップル柳吉(尾上松也)と元芸者のお蝶(瀧内公美)