2023年11月8日 12:00
皇居三の丸尚蔵館リニューアルオープン! 伊藤若冲《動植綵絵》ほか同館所蔵の国宝4件を公開
皇室に代々受け継がれた美術工芸品を保存・公開している三の丸尚蔵館が、開館30周年を機にリニューアルオープン。名称を「皇居三の丸尚蔵館」と改め、新しいスタートを切った。11月3日(金・祝) より、開館記念展『皇室のみやび─受け継ぐ美─』と特別展示『御即位5年・御成婚30年記念 令和の御代(みよ)を迎えて─天皇皇后両陛下が歩まれた30年』の2つの展覧会を開催し、三の丸尚蔵館が所蔵する国宝4件や、皇室ゆかりの品々を展示している。
皇居三の丸尚蔵館
皇居東御苑内にある三の丸尚蔵館は1993年に開館した美術館。上皇陛下と香淳皇后により、皇室に代々受け継がれた美術工芸品が国に寄贈されたことをきっかけに生まれた施設で、その名はかつての江戸城三の丸の地にあることにちなんでいる。同館の管理・運営は2023年10月に宮内庁から独立行政法人国立文化財機構に移管。新たに建設された新館でリニューアルの日を迎えた。
開館記念展『皇室のみやび─受け継ぐ美─』 展示風景
開館を記念して開催される2つの展覧会は、どちらも館の特色が色濃く現れたものだ。開館記念展『皇室のみやび─受け継ぐ美─』は、2024年6月23日まで、4期にわけて開催される展覧会。