新派の子『さろん・ど・まろん~波乃久里子を聴く宴』波乃久里子、齋藤雅文(構成・演出)のコメント到着
「さろん・ど・まろん」より『明治の雪』
その好評に応える形で再び開催される今回の公演では、構成・演出の齋藤が「“マロンづくし”をもう一度!」と意気込むように、新派女優・波乃久里子を堪能する、贅沢な内容に。久保田万太郎作『大つごもり』、泉鏡花作『日本橋』、井上ひさし作『頭痛肩こり樋口一葉』、川口松太郎作『遊女夕霧』という波乃久里子が当り役とする4作品からなる『久里子四段返し』。名科白とチェロの調べが織り上げる新派万華鏡、齋藤自身が「久里子の中でも特にお聴き願いたい珠玉の四役!」と訴える充実のラインナップとなっている。
また、前回公演で好評を博した北條秀司作『太夫さん』を上演。京都島原の遊郭を舞台にした傑作戯曲を、波乃久里子のおえいで、曽我廼家文童を再び相手役に迎えて上演する。
「さろん・ど・まろん」より『太夫さん』
併せて、波乃久里子と構成・演出の齋藤よりコメントが到着した。
■齋藤雅文(構成・演出)コメント
「マロンづくし」をもう一度!
コロナの日々……「マロン」こと久里子さんの科白が聴きたい!
その思いだけで開いた一日だけの『さろん・ど・まろん』。
助っ人の曽我廼家文童さん、チェロの五十嵐あさかさんのお力もあって、満席のお客様からお褒めの言葉を頂戴した。