2022年3月24日 17:00
ラジオ×演劇×生配信! 千葉雄大×高橋ひかるW主演『あの夜を覚えてる』観劇レポート
を名乗っていた。
総合演出は『オールナイトニッポン0(ZERO)』水曜パーソナリティーのテレビプロデューサー・佐久間宣行。プロデューサーはニッポン放送のエンターテインメント開発部の石井玄。脚本・演出は岸田國士戯曲賞にもノミネートされたことのある小御門優一郎で、先述の通りノーミーツが制作を担当した。
そうして持ち上がった『あの夜を覚えてる』は、3月20日に上演され、27日にももう一度公演を行う。20日の上演はアーカイヴに残っているが、27日の公演をリアルタイムで追うのも一興かと思う。
というわけで、ネタバレは伏せて話を進めると、高橋ひかると並ぶ主人公の俳優・藤尾涼太(千葉雄大)の、看板番組での放送をめぐるてんやわんやが描かれる。
さまざまな仕掛けで味わえる、これまでにない「生っぽさ」
例えば藤尾の番組では、記念すべき100回目の放送の直前に、スキャンダルが報道されてしまう。
そんな報道後の藤尾のラジオでの態度は?どんな風に釈明するのか、しないのか?あるいはその話題に触れない?等々、リスナーの想像力を掻き立てる。さらに、トークスキルの高さが評判になっていた藤尾には、ある秘密があった。と、これ以上の説明は野暮だろう。