2022年5月31日 18:00
初代王者は埼玉WK! 初代MVPは堀江!! リーグワン、歴史的1年目のシーズンが終了
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初代チャンピオンを決めるにふさわしい緊迫感が張り詰めた戦いとなった。5月29日・国立競技場での『NTT ジャパンラグビー リーグワン 2022 プレーオフトーナメント』決勝・東京サントリーサンゴリアス×埼玉パナソニックワイルドナイツは徹底したキック合戦となった。ニュージーランド代表40キャップの世界的な名手ダミアン・マッケンジー擁する東京SGに対して、埼玉WKはSO山沢拓也、WTB竹山晃暉、FB野口竜司の3人が丁寧に蹴り返した。
マッケンジーと山沢、1本ずつPGを決めた後、ゲームが動いた。28分、10mライン過ぎの右サイドでのラインアウトからの2フェーズ目、SH内田啓介がひとり飛ばしのパスをCTBディラン・ライリーに送ると、ライリーはワンテンポ溜めて野口へ。ゲインラインを突破した野口から絶妙なパスを受けたオーストラリア代表42キャップのWTBマリカ・コロインペテが快足を飛ばしてトライ、CGも決めて10-3と埼玉WKが主導権を握った。4分後再びコロインペテがピック&ゴーで爆発的なスピードを見せ付けてインゴールを駆け抜けるも、こちらはTMOの結果ノートライに終わった。
SO山沢がPG2本を失敗し、一気に突き離せなかった埼玉WKだが、山沢がディフェンスでインパクトを放った。