くらし情報『磯村勇斗がこの社会に思うこと「もっとみんな自由になった方がいい」』

2023年5月24日 08:00

磯村勇斗がこの社会に思うこと「もっとみんな自由になった方がいい」

今作で言えば、新興宗教や東日本大震災という社会的な問題を含んだ上で、ちゃんとエンターテインメントとして映画にしている。そこが面白いなと思って、参加させてもらいました」

社会と生活は切り離せない。今を生きる30歳の青年として、磯村自身も社会にさまざまな思いを寄せるからこそ、自然と社会的なメッセージを帯びた作品に心惹かれるようになった。

「日々ニュースを見ていく中で、僕もおかしいと思うことがある。それを映画で問題提起してくれていると乗っかりたいという気持ちが生まれるんでしょうね。やっぱり映画の持つ力って偉大だと思うので。全部が全部そうあるべきとは思わないけど、日本や世界が抱えている問題をどこかに取り入れた作品の方が、自分も届けたい、一緒につくりたいという気持ちになります」
磯村勇斗がこの社会に思うこと「もっとみんな自由になった方がいい」


そういう意味では、『波紋』もまた刺激的な作品だ。作品の軸を貫くのは新興宗教。
公に語ることを思わずためらってしまうようなアンタッチャブルな題材を、荻上直子は真ん中に据えた。

「信仰は個人の自由だと思うので、宗教そのものを否定はしないですけど、それでも懐疑的になるような事件が日本でも起きていて。これだけ負のエネルギーが向いてしまうと、どうしてもイメージが悪くなってしまいますよね。

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