グループEは死の組ではなく、明快な組!? スペイン、ドイツと同組も森保監督はブレず!
と思い切り上から目線である。
それも仕方ないことだろう。スペイン代表は昨年『UEFA ユーロ 2020』ベスト4、『東京五輪2020』準優勝を経て、『W杯 南アフリカ 2010』以来となる3大会ぶりの優勝を目指す。CFアルバロ・モラタ、アンカーのセルヒオ・ブスケツ、CBパウ・トーレス&エメリク・ラポルト、GKウナイ・シモンというセンターラインがしっかりしている。そこに若きアタッカーのフェラン・トーレス、19歳の神童ペドリがいるのだ。
ドイツもスペインと双璧をなす。前回大会ではスウェーデン、メキシコ、韓国とのグループFで1勝2敗、まさかの最下位に沈み、『ユーロ 2020』もイングランドに敗れて決勝トーナメント1回戦敗退を余儀なくされたが、ヨアヒム・レーヴ監督の後を受けたクリック監督が建て直した。2勝1敗から『W杯』欧州予選グループJを指揮すると、新たなメンバーを積極的に起用しつつ、7連勝31得点で本大会の切符を手にした。
前線にティモ・ヴェルナー、レロイ・サネ、カイ・ハフェルツ、セルジュ・ニャブリが2列目に並ぶアタッカーは強力。守備の強度も世界最高峰。前線からハイプレスをかけて、ボールを奪えばすぐさま攻撃につなげる。