くらし情報『『IT/イット』監督&プロデューサーが、原作者スティーヴン・キングとの制作秘話を語る』

『IT/イット』監督&プロデューサーが、原作者スティーヴン・キングとの制作秘話を語る

「原作どおり」なのはその構成だけではない。原作は出版当初、“モンスター小説”と呼ばれたほどモンスターが登場するのだが、本作はそれもしっかり踏襲している。ただし、そのモンスターは原作がミイラ男や狼男などのユニバーサルホラーのキャラクターも登場していたのに対し、映画はほとんどがオリジナルなのだ。

「原作の子供時代は50年代。当時のモンスターと言えばユニバーサルホラーが定番だったんだけど、映画の子供たちが生きているのは80年代。その時代だったらミイラ男はないだろうと考えオリジナルにしたんだ。でも、どんなものでもいいというわけじゃない。ルーザーズのひとりひとりが抱えるトラウマを象徴するようなモンスターにしたんだ」(アンディ)

その中で原作者キングがこだわったのがアメリカの民話に登場する巨人、ポール・バニヤンの等身大の像。


「私たちの最初の脚本では、大人になったリッチーがその像と対峙するだけだったんだけど、スティーヴン(・キング)の“リスト”には、“子供時代のリッチーにも会わせてもらいたい”と書かれていたの」(バルバラ)
「で、そのとおりにしたんだ。結果、とても良かったと思っている。ちなみに、そのリストは、“原作者によるチェックポイント”ではなくて、“ファンのお願いリスト”のようだったんだけどね(笑)」

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