『IT/イット』監督&プロデューサーが、原作者スティーヴン・キングとの制作秘話を語る
(アンディ)
このエピソードからも伝わるように、キングは本シリーズをとても気に入っている。各メディアやSNSなどで讃辞を発信し続けているくらいだ。
「とてもうれしいし名誉なことだよ。僕たちも今回、かなり早い段階でスティーヴンに脚本を見せたんだが、非常に気に入ってくれて、大好きだと言ってくれたんだ」(アンディ)
そのキング、本作ではカメオ出演している。
「アンディがスティーヴンに提案したのよ。彼はとても喜んでくれて、孫を連れ、ロケ地だったトロントの郊外にある小さな町にやってきた。撮影はほんの数時間で終わったのだけれど、彼は3日間も私たちと一緒にいて、映画作りを楽しんでいたの」(バルバラ)
本作にはキングの他にもグザヴィエ・ドランや監督のピーター・ボグダノヴィッチ(『ペーパー・ムーン』)らがカメオ出演し、さらにはさまざまな映画のオマージュも!そのひとつはジョン・カーペンターの『遊星からの物体X』。有名なクリーチャー、“スパイダー・ヘッド”と同じようなモンスターが登場するのだ。
「僕はカーペンターが大好きで、とりわけ『遊星からの物体X』は最高だと思っている。そのモンスター、最初はオマージュのつもりじゃなかったんだ。