2022年2月3日 07:00
山田涼介、本気のバカバカしさ満載の世界にブレずに立つ!
と言われるわけで、そこが面白いんですよね。
――自分たちで「面白いことをやってやろう!」という意識は…。
一切ないんですよね。国のトップが集まって、真剣に(死体処理について)考えてるけど「うんこ」だの「ゲロ」だのって出てきて(観ながら)「ちょっと、言葉選ぼうよ…」となる。狙いに行くというより、刺さる人には刺さるという感じでクスクス来る。そこが魅力であり、三木監督の出す色なんだなと思いました。
――アラタの真面目な奮闘ぶりを見て、笑ってしまう観客も確実にいると思います。リアクションでコミカルな反応を見せる部分もありました。
完成した映画で自身の表情などを見て、新たな発見はありましたか?
僕の場合、ドラマ「もみ消して冬」でガッツリとコミカルな芝居はやっているので、そこに関して自分の中に振り幅はあるなと思っていましたが、ただアラタが(笑いに走って)ブレてしまうと、この映画が成り立たなくなるという考えもありました。(意外なリアクションで笑わせる)あのシーンも、狙ったわけじゃなく、ト書きに「!!!」と3つも「!」があったので、エライびっくりしてるんだと唸ってやってみて、結果的にああなった感じなんです。