新国立劇場『ピローマン』出演者座談会「観終わった後に誰かと語り合いたくなる作品」
木村この舞台を映画館と同じくらいの値段でも観られるのは凄いことだよね。
成河そう!A席B席Z席と値段に選択の幅があるのも素晴らしい。このとんでもない作品をこれだけのメンバーで上演してこのチケット代、いち出演者として誇りに思っています。
斉藤知人や友人から「『ピローマン』って怖い話なんでしょ?」とよく聞かれます。確かにダークな面もありますが、いろいろな意味で面白いし、誰もが“あるある”って感じられる作品だとも思います。今さらですが、あの内容をこの人数でやるの、出演者としてもちょっと信じられません(笑)。
那須ダークなだけではなくて笑いどころもたくさんあるし、怖さや切なさ、優しさやファンタジーまですべてが混在する作品だと思っています。あと、今この時代に(劇中に出てくる)“物語”がどういう意味を持つのか、老若男女、さまざまな世代の方に体感してほしいですね。
大滝演劇ならではの楽しさがダイレクトに伝わる作品です。舞台を挟む形で対面式の客席が組まれますので、そこを体験していただくのも楽しいと思いますよ。
松田僕も絶対に観ようと決めています。
木村え、出演者……。
斉藤第三の目…?
松田こんなに凄い作品、出たいに決まっていますけど、同じくらい観たい気持ちでいっぱいです。