Mrs. GREEN APPLE、フェーズ2の開幕を告げるアリーナ公演『Utopia』オフィシャルレポ
を1曲目に披露。そして、最後のMCタイムに。「休止期間は自分たちだけじゃ乗り越えられなかった。正直辛い時もありました」と言って感極まる若井、ライブを迎えられたことに対し心の底から安堵したような表情で感謝を伝える藤澤。大森は言葉を噛みしめるように話し出す。「あの……すごく支えられてます。サポートのふたりもそうだけど、若井も涼ちゃんも」。ここで初めて、ミセスのライブ中に初めて大森が泣きそうになり、大森自身も動揺する。
それほど休止中の不安は大きかったのだろうし、こうやってたくさんの人と一緒に活動再開を味わえることが嬉しかったのだろう。「毎日生きるのが大変な人の味方でいたいし、味方でいてほしいです」(大森)。『Utopia』をしめくくる最後の楽曲最後は、フェーズ2の始まりを高らかに告げる楽曲「ニュー・マイ・ノーマル」だった。
ライブ中、初のZeppツアーとしてアマチュア時代からの企画ライブ名を冠した『ゼンジン未到とリライアンス~復誦編〜』を実施することも発表された。ミセスのフェーズ2への期待で胸がいっぱいになる始まりのライブだった。
文=小松香里
写真=上飯坂一
<公演情報>
『Mrs. GREEN APPLE ARENA SHOW “Utopia” supported by PIA 50th Anniversary』
2022年7月8日(金)