2023年12月1日 12:00
松下優也&有澤樟太郎×長谷川寧、ミュージカル“ジョジョ”は「かなり面白いことになっている」
(原作者の)荒木飛呂彦先生もジョナサンだけでなくディオにも強い思い入れがあるようですが、そんなふたりの格差の中で何を描くかというと、最初はゾンビ1体を倒す行為にも痛みを覚えていたジョナサンが、やがてそれを乗越えてちゃんと意識的に敵を倒すようになってディオに向かっていく。その成長が、僕は一番面白いと思うんです。割とポンコツだった最初のジョナサンがぐんぐん伸びていく、キャラクターの飛距離に魅力を感じますね。
――そのジョナサンを演じるおふたりですが、お互いの、そして長谷川さんから見たふたりの印象は?
長谷川ふたりはタイプがまったく違うから面白いですね。髪色も全然違うけど(笑)、実は近いところはあるんだよね?
松下地元(兵庫県)がめちゃくちゃ近いんです。
有澤そうなんです。
長谷川そんなに近い所で育って、こんな風に違う感じになるんだっていうのが興味深い。しかも今回はツアー公演も。
松下兵庫県があって。
有澤地元で大千穐楽ですもんね。
長谷川ふたりの出演作品は最近観に伺っていて、最近だと音楽劇『浅草キッド』は「松下優也」らしく舞台に存在しているな、と思った。その場にその人のままでいるって実は一番難しいことだし、そういられるのは、すごく魅力的ですよね。