syrup16g『遅死11.02』 20年ぶりの日比谷野音ワンマン開催!「また会えてうれしいです。来年も会いましょう」
等、『delayedead』からの楽曲を軸にしたステージになった。
定刻から5分遅れの17:35、メンバー3人=中畑大樹、キタダマキ、五十嵐隆がステージに登場。前述のとおり、20年前と同じ4曲を並べていく形で、ライブが始まる。「クロール」で中速をキープし、「前頭葉」でアクセルを踏み込み、そのままの勢いで「Heaven」へ、といった流れである。「Heaven」の後半では五十嵐のボーカルが“歌”と“絶叫”のハイブリッド状態に。続く「もういいって」の“夢は叶えるもの 人は信じ合うもの 愛はすばらしいもの もういいって もういいって”というリフレインは、20年経った今の方が、さらに鋭く深く聴き手に突き刺さるように感じる。
なお、この日の天候は、台風21号から変わった温帯低気圧が西日本→東日本へと進み、東京の18時台の降水量が1時間で19ミリ、というおそろしい予報が一時は出たくらいの、季節外れの大雨だった。が、結局、ピーク時で1時間6ミリくらいに収まり、それ以降は降り方が徐々に弱まって、終演の頃には小雨になっていた。
ただ、「もういいって」の後に、この日最初にMCがはさまれたあたりが、そのピーク時の「1時間6ミリ」