マティス、モディリアーニ、萬鉄五郎の絵画の共通点とは?『TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション』で楽しむ”組み合わせの妙“
、第5章「人間の新しい形」では、さまざまな人体表現や人体のイメージの変遷について取り上げる。トリオ・テーマ<モデルたちのパワー>の3作品は、官能的で無防備さとともに描かれることが多い「横たわる女性」のポーズを取っているにもかかわらず、モデルたちの力強さが際立っているのがおもしろい。

トリオ・テーマ<モデルたちのパワー>より左:アンリ・マティス《椅子にもたれるオダリスク》1928年 パリ市立近代美術館、中央:萬鉄五郎《裸体美人》(重要文化財)1912年 東京国立近代美術館※展示期間:5月21日(火)~7月22日(月)/8月9日(金)~8月25日(日)右:アメデオ・モディリアーニ《髪をほどいた横たわる裸婦》1917年大阪中之島美術館

トリオ・テーマ<現実と非現実のあわい>より左:ヴィクトル・ブローネル《ペレル通り2番地2の出会い》1946年 パリ市近代美術館中央:ルネ・マグリット《レディ・メイドの花束》1957年 大阪中之島美術館右:有元利夫《室内楽》1980年 東京国立近代美術館

トリオ・テーマ<人物とコンポジション>より左:岡本更園《西鶴のお夏》1916年 大阪中之島美術館※前期(5月21日〜7月7日)