マティス、モディリアーニ、萬鉄五郎の絵画の共通点とは?『TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション』で楽しむ”組み合わせの妙“
は、絵画や彫刻、既製品や日用品など、ジャンルや素材などの枠組みを超えた作品を紹介する。
トリオ・テーマ<日常生活とアート>より 手前:倉俣史朗《Miss Blanche(ミス・ブランチ)》デザイン1988年/制作1989年 大阪中之島美術館中央奥:冨井大裕《roll(27 paper foldings)#15》2009年東京国立近代美術館 (c)Motohiro Tomii,Courtesy of Yumiko Chiba Associates右奥:ジャン=リュック・ムレーヌ《For birds》2012年 パリ市近代美術館
会場にならぶ34のトリオは、鑑賞していくうちにテーマとは異なる共通点が見えてきたり、似た形や構図の作品であるのにもかかわらず、作者たち意図は全く異なるものであったりと、以外な発見などが感じられる。単体の作品鑑賞も、3組み合わせての鑑賞もまた趣が異なり面白い。これまで見たことのない作家やジャンルの作品にも気軽に触れられる、楽しさにあふれた展覧会だ。
取材・文・撮影:浦島茂世
<開催概要>
『TRIOパリ・東京・大阪モダンアート・コレクション』
2024年5月21日(火)