KANA-BOON、KALMA、UNFAIR RULEが競演 『PLAYLIST presents“ヘッドフォンを外して vol.8”』オフィシャルライブレポート
「BUMPを歌った日、お互いがどんなバンドを目指してるのかゆっくり話していて。バンドは何が正解か? 考えた」と、ここでもKALMA 畑山悠月(vo/g)と食事に行った際のエピソードも。「長く続けたもん勝ちですよって。諦めたやつから去っていくし、俺たちはそういう経験をしてる。」「どれだけ重い荷物を持っても、音楽をやりたいのよ。KALMAは売れなくてもいいって言ってたけど、あんなにかっこいいライブするんだから、KALMA売れなきゃ嫌だよ。」「俺は売れたいです。沢山のお金を稼ぎたいからじゃない、売れれば売れるほどあなたに会えるから。」谷口がMCで素直に紡いでいく言葉からは、今夜の対バン相手であったKALMAへのリスペクトと、誰よりも観客・ライブ、そしてKANA-BOONを愛する気持ちがひしひしと伝わってきた。
暖かい空気に包まれた後、また熱いライブが再開。「いくぞー!」と呼びかけて始まった「まっさら」では観客の腕が大きく上がる。
4人で向かい合って、これでもかというくらいの熱量で演奏していく。観客のシンガロングも圧巻だ。最後の一音、締めまでのメリハリも完璧にこなすところから、KANA-BOONとしてのライブ力を改めて実感した。