KANA-BOON、KALMA、UNFAIR RULEが競演 『PLAYLIST presents“ヘッドフォンを外して vol.8”』オフィシャルライブレポート
「心のヘッドフォン外せますか!」そんな一言とともに続くのは「ないものねだり」。渋谷 CLUB QUATTRO全体が揺れていく。合いの手も完璧、観客全員でシンガロングしていく。「もっと笑顔で! あなたの笑顔が見たい!」そんな言葉に笑みも溢れる。《ゆらゆらゆらゆら僕の心》を《クアクアクアトロ》に歌い変えるなどお茶目な場面も。全員が笑顔で、今日という日を楽しんだ瞬間だった。
最後を飾るのは「ソングオブザデッド」。遠藤も、ステージを行ったり来たりしながら観客の期待に応えるように演奏。
谷口もお立ち台に立って、熱唱し、観客はお気に入りのタオルをこれでもかというくらいに振り回す。会場にいる全員が大暴れ、まさにライブハウスでしか見られない光景が出来上がった。
KANA-BOONのライブは、磨き上げられた演奏力と数々の名曲、そして気さくなキャラクターが作る親近感から生まれたKANA-BOONの空気で全員を包み込む。誰も置いていかない、全員が笑顔になる。かっこよくて、あたたかいバンドKANA-BOONが作ったライブだった。
UNFAIR RULE、KALMA、KANA-BOON。3バンドがこの夜に作ったライブは、ヘッドフォンを外して向かったライブハウスだったからこそ、感じられたものがいくつもあった。