くらし情報『スタジオジブリの過去作はどのように“デジタル化”されたのか? スタッフが語る』

スタジオジブリの過去作はどのように“デジタル化”されたのか? スタッフが語る

意外とそういうものが視界に入ってくるのは大きいと思います。ただ光っているだけではなくて、そこにはデティールがあったりする。それは随所にあると思います。

奥井知ってればわかるんだろうけどね。

古城僕もフィルムで観たことはなかったですし、このプロジェクトに関わることになって初めて観たわけですけど、何回か観た段階で初めて「あれって」と気づく部分もありました。

―海外ではデジタルを使って修復・復元しても、最後には保管のことを考えて35ミリフィルムをつくるケースも多いようです。デジタルの記録媒体が本当に100年後も正しく残るのか誰も保証できないからです。

古城アメリカの映画会社だと1作品ごとに“アーカイブ費”が予算に入っていたりするので、デジタル上映であってもフィルムを作ることがあるようですね。
だからジブリもフィルムのスキャンはしましたけど、継続的にオリジナルのネガはこれまで以上に厳密に湿度・温度管理された倉庫に保管しています。

奥井だから製作から時間は経ってはいるんですけど、そこまで劣化は進んでいないと思います。15年ほど前にスキャンした時点ではそれほど劣化していませんでしたし、管理もキチンとしています。

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