くらし情報『新国立劇場2023/24シーズン開幕! 沼尻竜典が読み解くプッチーニ/ラヴェルの2本立て』

2023年9月20日 18:00

新国立劇場2023/24シーズン開幕! 沼尻竜典が読み解くプッチーニ/ラヴェルの2本立て

《子どもと魔法》のほうでは、齊藤純子さんのお母さん役はピッタリ。安楽椅子などを歌う盛田麻央さんはフランスで勉強した人で、フランス語もめちゃくちゃ上手です。青地英幸さんが演ずる蛙も、ベテランならではの味わいがいいですね。出演者が多いオペラですが、主役や準主役ができるような人たちがずらっとキャスティングされている。けっしてヨイショするわけではないですが、さすが新国立劇場です」

演出・粟國淳、芸術監督・大野和士との厚い信頼

新国立劇場2023/24シーズン開幕! 沼尻竜典が読み解くプッチーニ/ラヴェルの2本立て


新国立劇場の現在の「ダブルビル枠」は、大野和士オペラ芸術監督が2018年の就任時に、劇場のレパートリー拡充のために打ち立てた上演計画の一環で、2019年4月のツェムリンスキー《フィレンツェの悲劇》とプッチーニ《ジャンニ・スキッキ》でスタート。その公演の指揮を委ねられたのも沼尻だった。

「古くはダブルビルといえば、《道化師》と《カヴァレリア・ルスティカーナ》が定番でした。大野さんは、意外性のある組み合わせを考えてくださった。
前回の《フィレンツェの悲劇》と《ジャンニ・スキッキ》もなかなかレアでしたけど、今回のダブルビルは、世界的に見ても珍しいんじゃないでしょうか。

大野さんが次を考えてらっしゃるかどうかは知らないけれど、プッチーニの三部作、《外套》《修道女アンジェリカ》《ジャンニ・スキッキ》をあえて一晩にまとめずバラして、そこに近代の作品を組み合わせるというスタイルですね。

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