くらし情報『“あの時の作品”として記憶していただけたら 海宝直人×西川大貴 コンセプトアルバム『雨が止まない世界なら』発売記念インタビュー【後編】』

2022年6月28日 07:00

“あの時の作品”として記憶していただけたら 海宝直人×西川大貴 コンセプトアルバム『雨が止まない世界なら』発売記念インタビュー【後編】

2012年公演時の演出家は、俳優のメンタルをケアする言葉をかけたり、安全に芝居できる環境を整えた上で、「女性として扱わないでください。GIにとって彼女たちは……」って、わざと俳優を傷つけるような言葉をディレクションで使うんです。

“あの時の作品”として記憶していただけたら 海宝直人×西川大貴 コンセプトアルバム『雨が止まない世界なら』発売記念インタビュー【後編】


当然それは暴言ではなくひとつの事実として。その要素がこのシーンや作品に必要だから。目に涙を溜めながら、何度もその言葉を言っていたのがすごく印象に残っています。海宝「サイゴン」の稽古は、体力的にも精神的にも本当にしんどい。でも僕らがそれをすることで、お客さんが少しでも何か感じたり、考えたりしてくれたらいいなと思います。

「同じ雨の下にいる」感覚をシェアできるアルバム

――貴重なお話をありがとうございました……! では、再び『雨が止まない世界なら』の話に戻って。
先ほどは海宝さん参加楽曲を中心に伺いましたが、アルバム全体を通した魅力という部分で、桑原あいさん作曲の音楽の印象などはいかがですか?

西川桑原と僕は子どもの頃にミュージカルの現場で知り合っていて、桑原自身ミュージカルにもずっと親しんできてるんですけど、やっぱりジャズピアニストでもあるので。いわゆる“ミュージカル音楽”とは違う、ちょっとアバンギャルドなところが魅力だと思うんですけど、何作か一緒に作ってきた中で、ミュージカル音楽としても進化してるのを感じますね。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.