2023年11月8日 11:00
東京バレエ団、新制作『眠れる森の美女』初演まもなく開幕 総指揮をとる斎藤友佳理「時代とともにアップデート」
また、リラとカラボスの対立は、リラ(ライラック)の花々をあしらった鮮やかな紗幕と、カラボスの悪意を象徴する蜘蛛の巣が、視覚的にせめぎ合う効果的な演出が施され、物語を象徴的に導いていく。
前述した『白鳥の湖』『くるみ割り人形』、そして『眠れる森の美女』をもって、斎藤による“チャイコフスキー三大バレエ”が完成することに。「肩の荷が下りるというか、それまではどんなことがあっても、頑張っていきたいという気持ちが、すごくありました」と率直な思いを語り、『眠れる森の美女』の開幕に心を震わせていた。
<公演情報>
東京バレエ団 創立60周年記念シリーズ2
新制作初演
『眠れる森の美女』全3幕 プロローグ付
音楽:ピョートル・チャイコフスキー
台本:イワン・フセヴォロシスキー、マリウス・プティパ(シャルル・ペローの童話に基づく)
原振付:マリウス・プティパ(1890年)
新演出・振付:斎藤友佳理
ステージング・アンド・プロダクション・コンセプト:ニコライ・フョードロフ
装置・衣裳コンセプト:ニコライ・フョードロフ
舞台美術:エレーナ・キンクルスカヤ
衣裳デザイン:ユーリア・ベルリャーエワ
【東京公演】
2023年11月11日(土)