2022年2月18日 12:00
イニエスタが日本行きを意識したキッカケは、バルセロナの盟友の勘違い!?
と記されている。
では、なぜイニエスタは“日本”“ヴィッセル神戸”を意識するようになったのか。本書では意外なエピソードが明かされている。
「ある日、突然ひとりの仲間が近づいてきて私に尋ねました。
“中国の件は決まったかい?”
それは、カタルーニャの州都バルセロナから南へ延びる美しいディアゴナール通りを数キロ走った、サン・ジュアン・ダスピにあるバルサのクラブハウスでトレーニングをしていたとき。話しかけてきたのは、チームメイトのジェラール・ピケでした。」
バルセロナ、スペイン代表の盟友の言葉によって、
「私の頭のなかには明確に存在していなかった答えが、あのピケの一言によって逆に芽生えました。消されていた部屋の灯りがいきなりつけられたように。私が考えを巡らせていた果てしない日々のなかで突然パッと、明々と。
想像すらしていなかった“日本”という選択肢が私の中に湧いて出たのです。」
日本のサッカーファンはピケに感謝しなければならない。なぜなら、彼の勘違いがキッカケとなり、今季もJリーグでイニエスタの色褪せぬ美技の数々を目撃することができるのだから。
『2022明治安田生命J1リーグ』は2月18日に開幕する。