2021年6月18日 12:00
DAZZLE主宰・長谷川達也が目指す、誰でも親しめるダンスパフォーマンス
つまり、舞台上でも現実と非現実が入り交じる瞬間があり、その舞台上の世界全体が観客にとってはフィクションという非現実で、それでいてどこか自分たちの現実世界とも接続しているという感じでしょうか?
そうですね。そして、ゲームでは生身の人間がゲームの世界の、生身ではない人間を動かすわけですが、この舞台ではそのゲームの世界の人間も生身の人間が演じる。その面白さと怖さがあるかもしれません。演じる我々も、どういった選択をされるのかわからないので。
タイトル『NORA』の意味はぜひ公演を観て感じてもらえたら
──BLUE TOKYOの皆さんの身体とDAZZLEの皆さんの身体は、明確に分かれているのですか?例えばBLUE TOKYOの人たちがゲームの世界の人という役割とか?
DAZZLEとともに新作『NORA』の世界をつくるのは、男子新体操アスリートが結成したアクロバットプロパフォーマンスユニット「BLUE TOKYO」
特にそういうわけではなく、分かれている場面もあれば混在している場面もあります。BLUE TOKYOの彼らは、アクロバティックなことをものすごく美しく迫力をもってこなし、団体で一糸乱れず動くこともできる。