2022年2月15日 11:00
梅田サイファー×RHYMESTER×775『HIGH FIVE 2022』大阪公演オフィシャルレポート
ステージ後半はMCのラフさがさらに際立ち、“近所のツレ”感のある肩の力が抜けたトークを展開する775。「友達のうた」ではタイトルまんま、友達ビガップ‼なリリックでほっこりしたところで、ラストはオーセンティックなレゲエサウンドに、自身の出身地への愛を詰め込んだ“レぺゼン岸和田”な「KSWD」へ。だんじりのやりまわしよろしく、渾身のフロウを回し切り、全8曲を駆け抜けていった。
RHYMESTER、パフォーマンスはまさにキングオブステージ!
続いてはRHYMESTER。今年で結成33周年を迎えるベテランとあって、「JIN-TRO」で一瞬にしてフロアの空気を変えてしまう。宇多丸は「声が出せない分、物言わぬバイブスで返してください!あとは手を上げて、まさにハイファイブで!」と、「Future Is Born」へと繋ぐ。1曲目からこのセレクトはさすがとしかいえなくて、ジャパニーズヒップホップシーンの開拓者であり牽引者である、エモーションに訴えかける彼らのパフォーマンスはまさにキングオブステージ! 続く「Back & Forth」でも、宇多丸とMummy-Dの矢継ぎ早に繰り出されるライムはとにかくエネルギッシュ。