ORCALANDが下北沢のヒーローになった日 主催イベント『ナワバリロックフェスティバル 2024』【オフィシャルレポート】
と理不尽な怒りを爆発させつつ、フロアを3ブロックに分け「O」「L」「D」の人文字ポーズで一体感を高めた。
超能力戦士ドリアン Photo:橋本若奈
そして、東京・吉祥寺代表としてナワバリに乗り込んだWiennersは初っ端からアクセル全開。「なんか色が付いてるものを掲げてもらっていい?」という玉屋2060%(vo&g)のMCから色とりどりのラバーバンドやタオルが咲き乱れると、バンドも極彩色のエレクトロ・ロックで返答する。1分弱のショートチューン「Cult Pop Suicide」を最高速で駆け抜けると、玉屋はマイクを咥え咆哮。ボルテージは最高潮のまま、トリのORCALANDへとバトンを繋いだ。
Wienners Photo:かい
一方の鯱町STAGEも、サブステージと呼ぶのが野暮なほどに充実したアクトが連発。ホットコーヒーを片手に心地良く身体を揺らす来場者や、同敷地内のフリーマーケットに訪れた通行人が足を止める姿も散見された。ORCALANDの村田、こーてぃんと高校時代からの音楽仲間だというCANACO(Faulieu.)は、切実な恋心を繊細な歌声に乗せて下北沢の空に解き放ち、マイクを通さない生の歌声も交えて親密な空間を作り上げていく。