ディーン・フジオカの背中を押すもの「生きていくためにやってきたことが、自分の命題のようになっている」
だからそこなのかな。好奇心とか興味とか、情熱とか、熱量とかは、愛情とかいろんな言い方あると思うんですけど、そういったものがあるからこそ難しい局面も乗り越えられる。やめないで済むんだから、いずれ、それなりの適切な結果に繋がるっていうことを信じられるかどうかかもしれないですよね」
続けるのは簡単なようでいて、何よりも困難だ。だからこそ、続けた先に得られるもの、見えてくるものがある。
そんな今のディーンにとって、本作はどんな存在なのか、最後に聞いてみた。
「Season3までひとつの物語、ひとつのキャラクターを続けるのは自分も初めてなので、そういうプロジェクト、役に出会えたことはすごく光栄だな、と思います。これだけいろんなコンテンツが溢れている時代に、存在意義というものが問われると思うんですよ。それは作品としてもそうですし、自分の俳優という社会における役割、立場もそうですし。
どうやったらそこに価値をプラスしているか、ということが次に繋げていけるかどうかの決定的な分かれ道だと思うんですよね。
それは、自分が情熱を持ち続けられるか、苦しくても楽しみ続けられるか、愛情を持ち続けられるかどうか、ということと同じぐらいに大事なのが、求めてもらえるか、ということ。