ディーン・フジオカの背中を押すもの「生きていくためにやってきたことが、自分の命題のようになっている」
だからこそ、自分が新しいことへの挑戦に対して常にオープンでいられるし、新しいことに挑戦する機会もいただけていると思います」
しかし、一方で経験が増え、成功体験も増えると、失敗を恐れ、挑戦ができなくなってしまう人も多い。その点についてはどのように向き合っているのかと問うと、「いやあ、それは僕も知りたいです」と柔和な笑みを浮かべた。
「なんでもかんでも挑戦できるとも思わないし、やっぱり結果を出さないとそのツケが絶対に自分に返ってきます。だから、決して能天気でいられないですよね」
そう言ったあと、「……難しいですね」と少し思案するような表情を見せる。
「どれだけ楽しめるかだと思うんですよね。あとは続けていければ、自分の能力も上がっていくと思うし、経験値も増えて、向き合い方にも柔軟性が出てくると思います。
例えば、いきなり目立った功績につながるかどうかは分からないけど、自分が興味を持って、本当にそれに対して向き合えるか。人によってはそれが情熱を持ってなのか、愛を持ってなのか、いろいろと変わると思うんですけど、どんなにつらくても、続けられるから気づいたら、質より量から量から質に変わっていくような……それは自ずと結果につながってきますよね。