2022年9月23日 22:25
女優・とよた真帆、夫である青山真治監督との思い出と共に、二人の出会いとなった『月の砂漠』を振り返る!
9月23日、現在開催中の「第44回ぴあフィルムフェスティバル2022」で、青山真治監督特集として『月の砂漠』が上映。本作に出演した女優のとよた真帆がゲストとして登壇し、作品の裏話や青山監督との思い出を振り返った。
2001年公開の『月の砂漠』は、学生時代にITベンチャーとして大成功収め、時代の寵児となった男・永井恭二(三上博史)が、崩壊してしまった家庭を取り戻すために、あることを男娼のキーチ(柏原収史)に頼むことから起こる騒動を描く。
永井の妻・アキラ役として出演しているとよたは、本作がきっかけで青山監督と出会い、のちに結婚をしている。最初の出会いについて「監督の作品はこれまで観ていたのですが、容姿を知らなかった」と語ると「初めて顔合わせをしたとき、腰まで髪の毛があって、まずびっくりしました」と当時を振り返る。
続けてとよたは「若いころは、少し変わった人に惹かれるところがあって、もうその髪型を見ただけで、つかみはOKみたいな」と笑うと「そんな奇抜な感じなのに、家族の崩壊と再生みたいなテーマを当時30代で描くということで、どんな人なんだろうという興味が沸いたんです」と語る。
とよたが初めて経験した青山組は、スタッフ一人一人がプロフェッショナルな現場だったという。