2022年2月5日 12:00
高杉真宙「向上心は常に持ち続けていたい」 2人芝居『ライフ・イン・ザ・シアター』への挑戦
彼を小馬鹿にするような冗談も言えるし、わからないことはちゃんと「どういうことですか?」と素直に聞くことができる。根底には、ロバートに対するリスペクトが「あった」んですけどね。
──「あった」ということは、劇中で変化していくんでしょうか? 公演サイトによれば「時の流れとともに、いつしか立場も変わってきて……」とありますね。
そうですね。若手だった頃のジョンは、ロバートを小馬鹿にするのもリスペクトのうち……と思っていて。僕はめちゃくちゃ苦手なんですけど、「コイツうまいな」と思う後輩って先輩にかわいく生意気が言えますよね。人の懐にいつの間にか入って、仲良くなるのが本当に早い!
──高杉さんはどちらかというと、構えてしまうタイプ?
まさに! 目上の方には構えに構えてしまうタイプです(苦笑)。だからそうできるジョンが羨ましい。
そういうリスペクトのグラデーションが、物語が進むにつれてだんだんと変わっていきます。
──先を想像するとヒリヒリしますね! 若手だったジョンは劇中で成長し、順調にキャリアを築き始めるんですよね。高杉さんと重なる部分もあるのでしょうか?
僕、一度もそう感じたことないんですよ。