くらし情報『自分の目線で観る『忠臣蔵』の世界に共感してほしい~東京バレエ団『ザ・カブキ』柄本弾インタビュー~』

自分の目線で観る『忠臣蔵』の世界に共感してほしい~東京バレエ団『ザ・カブキ』柄本弾インタビュー~

文楽や歌舞伎で『仮名手本忠臣蔵』をよくご存じの方からも、違和感なく楽しめたとよく言われます。ただ、すり足や、重心を低くしての動きなどクラシック・バレエにはない振付も多いので、今回も筋肉痛は覚悟しています(笑)。

──もしも柄本さんご自身がタイムスリップしたら、いつの時代に行って何をしたいですか?
過去に戻って何かをやり直したいという気持ちは特にないですが、過去の世界に行ってバレエ界の偉人たちには会ってみたいですね。残念ながら僕が東京バレエ団に入団した時には『ザ・カブキ』を手掛けたモーリス・ベジャールさんは既にこの世にいらっしゃらなかったので、タイムマシンがあったら会いにいって、どんな思いで創り上げていったのか、直接伺いたいです。

由良之助に感じる理想のリーダー像

──由良之助は、四十七士のリーダーとして現代でも理想の上司像に挙げられるような人物です。東京バレエ団でプリンシパルであると同時に芸術スタッフとしてダンサーたちを率いている柄本さんには、共通する部分もあるのではないでしょうか。

気付いたらバレエ団の中では由良之助と同じようなポジションになっていました。作品を成功させるには自分の背中を見せて引っ張っていくことと、みんなの背中を押して一緒に進んでいくことの両方が必要だと思っています。

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