2021年6月1日 07:00
高杉真宙『映画 賭ケグルイ』は「自分に“たくさんの変化”を与えてくれた」
そんな中で今回特に思ったのが、みなさんがやりやすい間やテンポを作るのが、鈴井くんの役目の一つだな、と。
僕がエンジンをかけて全体をテンポアップさせたり、逆にダウンさせたり、間を詰めたり。今まで以上にそういう役割を担っていきたいな、と思うようになりました。
――なぜそのように思ったのですか?
鈴井くんはもともと全体のエンジンをかける、ギアを上げる役割で。人のテンポに合わせて、そこから徐々に上げていくという作業をしていたんですけど、その役割をもっと広げられたら、と思っていたんです。
4年間をかけて見えてきたこともありますし、今回は僕が作ったテンポで進んでいるな、と感じることが多かったです。
――その加減については、監督と相談をすることも?
もちろんしました。監督に「今、僕のテンポで進んでますけど大丈夫ですか?」って聞いたり。
ただ今回は僕の中で、「『賭ケグルイ』はこうだよね」という思い込みのようなものが出過ぎていたかも、とも。
編集した映像を見たら、現場のテンポよりも早くなっていたりもして、もう少しテンポやリズムを意識しながらやっていかなきゃと思います。
――今作に限らず、お芝居のテンポは大事にしているのですか?
大事にします。