2022年2月21日 12:00
注目アーティスト 井上紗矢香インタビュー 刹那の感情、空気を閉じ込めた曲作り
制作期間中はいかがでしたか?
大変でした(笑)。歌を録ったり、アレンジ、リリックビデオの歌詞も全部手書きでやったりだとか、やることが多くて。常に何かの〆切に追われているような半年でしたね。
でも、いろんな曲が聴けて嬉しかった、という声をいただいたときには、やっていてよかったな、と思いましたね。
――普段から言葉と触れ合っている時間は長いのかな、と思うのですが作詞のときにはどういうことにこだわっていらっしゃるんでしょうか。
自分のオリジナル曲を書くときには、詞から先に書くんですけど、実体験だったり、映画を見てだったり、とっかかりはさまざまにしろ、書きたいと思ったときに、すでに閉じ込めたい空気感がそこにあるので、その書きたいものの輪郭を壊さないように形にしたいな、ということは気を遣っていますね。
――曲についてもお聞きしたいのですが、井上さんご自身が思う「井上紗矢香の楽曲」の形はありますか。
オリジナルで作る曲たちは、全部自分が見た素敵な部分や、悲しく切ない雰囲気だとかをそのまま閉じ込められるように作ってるので、聴いたら、ぶわっと全てが思い返されるような、そういう曲であったら嬉しいですね。