2022年5月10日 12:00
【ライブレポート】チケットぴあ主催『Grasshopper vol.1』、下北沢で5組の若手アーティストが熱演!
その熱量のまま、「明け暮れ」、「最終回」を演奏し、2人のコーラスワークに思わず聴き入ってしまう「温色」とピンク色の照明も相まってライブハウスを包み込むような「春待ち月」を演奏。MCでは、「一つずつでも向き合えた分だけ自分のことを好きになってほしいと思う」と話し、《終電の改札抜け出した》というフレーズから始まる、疾走感のある「朝焼けを煽る」へ。最後の楽曲、「1998」では《何度でも 夜を超え強くなれ》と自分に言い聞かせるように歌い上げたが、その姿が結果的に観客の背中を押すような力強いライブだった。
続いては東京を拠点に全国で活動する4ピースギターロックバンド、kalmia。メンバーは千葉一稀(Vo&Gt)、つかさ(Gt)、アヤケント(Ba)、西村凌(Ds)。透き通るような暖かい声で《また会えるかな》と弾き語られる、この季節にぴったりな「春唄」でライブはスタート。ひとりひとりの目をしっかりと見ながら歌う千葉の姿が印象的で、情景が浮かぶような歌詞と演奏は観客に優しく寄り添う。
kalmia
続いて「キョウカイセン」、「namida」を演奏し、失ってしまったものへの後悔を歌う「ブルースター」