2024年3月25日 11:10
King Gnu、初の5大ドームツアー完走 ファイナル札幌公演のオフィシャルレポート到着
“この時がずっと続きますように”、と歌い上げていく井口と常田。まさにそう思う瞬間だ。後半だんだんと、ドラマー勢喜遊によるビートが高まり、そのまま「Vinyl」へ突入。クリエイティブ集団PERIMETRON製作によるミュージックビデオのインパクトが強い、King Gnu飛躍のきっかけとなった2017年のナンバーだ。新井和輝によるベースが踊るようにブンブン唸っている様が気持ち良い。さらに常田のギターソロが吠えまくる。途中、一拍置いて、井口によるキーボードフレーズをきっかけに、大きな盛り上がりへと突入していく様は鳥肌ものだった。
勢喜遊
火花がステージより上がりまくり、常田による低音ヴォイスからはじまった「W●KAHOLIC」。
続いて、「):阿修羅:(」によるアッパービートで盛り上がっていく展開へ。この日最高潮ダンサブルチューンの登場だ。ベーシスト新井が、ビートに溶け合い笑顔で揺蕩うようにキーボードを奏でる様が微笑ましい。
“この人生たった一度きり”
歌い出しの、常田によるフレーズが胸に響く。幾千ものレーザーと炎が飛び交う会場。中盤、常田によるギターソロ以降の、生演奏でのエモーショナルな展開がスペシャルな時間だった。