2023年11月22日 12:00
鈴木拡樹×本田礼生×矢崎広が語る役者にとっての30代「この分野は自信を持っていいんだという確信が持てるようになった」
鈴木あんまりいいフレーズに思えないかもしれないけど、静かな暗殺者みたいな人(笑)。突然すごいものをぶっ込んでくる。それも完全なアドリブではなくて、稽古場で形づくったものにバーンッと入れてくるタイプの人で。発想が奇想天外すぎて、どうやってそこに辿り着いたのか全然わからない(笑)。
矢崎ちゃんとした真面目な人なんだけど、俺が警官だったら職質するなって(笑)。
鈴木愛のある職質をね(笑)。
矢崎そう。「何をされている人ですか?」って愛のある職質を(笑)。
鈴木あとはやっぱり看板俳優の井俣(太良)さんのパワーがすごい。特に今回は、井俣さんのパワーが光る役どころ。あの狂気じみた少年心を井俣さんがどうぶつけてくるのか。予想しきれないけど、すごいものが来るんだろうなという予感がしています。
――今回の作品に対する感想を聞かせてください。
鈴木原作の『テンペスト』を調べはしたんですけど、再度もうちょっと調べていかなきゃなっていうのは真っ先に思いましたね。少年社中の贋作モノは、題材にした作品をちゃんと噛み砕いた上で取り組んでいくべきだと思うので、そこをまずは深めていけたら。
矢崎最初にプロットを読んだとき、どうなっちゃうんだこれと思いました。