花澤香菜「PSYCHO-PASS サイコパス」と歩んだ10年「恥じない生き方をしたい」
なぜ捕まったかを描きます」と言われて。なので第三期のアフレコは、ひとまず“朱ちゃんが勾留されている”という状況のみで臨みました。
――では、TVアニメ三期の後で劇場版の台本を読んだ時、率直にどんな感想を抱きましたか?
「これはおもしろい!」と思いましたね……! 第一期ぶりに狡噛(慎也)さんと朱ちゃんのやり取りがガッツリ見られるところ、狡噛さんの登場によって宜野座(伸元)さんが取り乱しているところ、宜野座さんと朱ちゃんの関係性が濃くなっているところ、チームワークの良い(公安局刑事課)一係のみんなが朱ちゃんに信頼を寄せているところ……これまでシリーズで描かれてきたいろんな事柄が繋がっていて、なんかもうすごかったです(笑)。
――久しぶりの狡噛さんと朱ちゃんの掛け合いはいかがでしたか?
狡噛さんって素直じゃないから、会話をしている時も言葉一つひとつの行間を読まなきゃいけないんです。それを改めて思い出して「この感じ懐かしいな……」と思いました。同時に、「私はこのやり取りが見たかった!」という思いもありました。狡噛さんと朱ちゃんが電話をするシーンが大好きなのですが、電話を切った後の朱ちゃんの<謝ってほしかっただけなのに……>というセリフには、狡噛さんが彼女にとって一番のパートナーだったんだと思いました。