くらし情報『今月20日まで開催中。「第17回大阪アジアン映画祭」見どころ紹介【後編】』

2022年3月12日 12:00

今月20日まで開催中。「第17回大阪アジアン映画祭」見どころ紹介【後編】

──’82年のクラシック作品がデジタル・リマスターで上映される『女子学校(デジタル・リマスター版)』は?

暉峻:自分が知る限り、レズビアン題材を扱った台湾映画でこれが一番古いもの。この映画に関してはもう一個動機として揺り動かされたのがミミ・リーって監督なんですね。台湾映画に詳しいつもりだったんですけれども、今まで意識したことがなく、台湾でもほとんど忘れられていた監督で。1946年生まれなのでホウ・シャオシェンとほぼ同世代、『光陰的故事』や『坊やの人形』で台湾ニューウェイヴが現れたのと同時代の作品なんですよ。監督が自分で持っているプリントをフィルムアーカイヴに寄贈して、それでデジタル修復が完成したんです。

今月20日まで開催中。「第17回大阪アジアン映画祭」見どころ紹介【後編】

『二度と一緒にさまよわない』
──今年は例年になく短編が多いですよね。横浜聡子特集も含めると、なんと9プログラム。お客さんもずいぶん入っていますもんね。


暉峻:自分も含めて、映画祭で何を見ようかとなった時に、ついつい短編プログラムってスルーしちゃうじゃないですか。でも今年だけは絶対にスルーしない方が良い。短編が傑作揃いなので。さっきの続きで言うと、タイの作品で『理想の国』というのがあるんですけど、これもレズビアン題材で。

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