くらし情報『加藤和樹インタビュー ミュージカル『BARNUM』日本初演にむけて』

加藤和樹インタビュー ミュージカル『BARNUM』日本初演にむけて

それは、その作品に挑戦できるということ、そして楽しみにしてくださっている人がいるということだけで十分ですよ。たしかに現状、ひとりでも感染者が出てしまったら現場がストップするリスクは常にあります。僕も感染しないよう努力はしますが、絶対大丈夫とは言えません。そういう意味では以前とは状況は変わってしまっていますが、基本的に僕らがやることは同じ。与えられたものと向きあって、作り上げるということだけです。ただ、去年の自粛期間を経て劇場が再開している今、お客さまがいてくださることのありがたさは、めちゃくちゃ噛みしめています。それまでも「毎日が千秋楽だと思ってやる」とは言っていましたが、その覚悟がどこかで我々に欠けていた。明日も明後日も公演はあると思い込んでいた。
僕は昨年、出演予定だった『WEST SIDE STORY Season3』が出来なかったことで改めて、絶対ではなかったんだと実感しました。だから一公演一公演にかける思いというのがより強くなり、身が引き締まりました。これは演劇に携わる人、みんながそう思ったんじゃないかな。さらに言えば、お客さまがいてくれるというのも、実は当たり前じゃなかった。

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