2024年4月1日 12:00
GLIM SPANKY、メジャーデビュー10周年を記念した日比谷野音オフィシャルレポート
その盛り上がりを見ていると、先述した「話をしよう」と近いニュアンスで、ライブでやり続けてほしいというメッセージが、もっとも多い曲のひとつなのではないかと思った。亀本のエクストリームなギターソロがばっちりキマり、歓喜の声が溢れたところで始まったスリリングなロックナンバー「愚か者たち」が会場を刺し、ラストは「ワイルド・サイドを行け」を演奏する。
〈仲間とこじ開ける未来は絶景さ〉
その歌詞は、GLIM SPANKYのこれまでを回収し、これからを誓うよう。それはきっと、何があろうとも手放さないオールタイムポリシーで、私たち一人ひとりがムーブメントの一部なのだ。今日が最高だった充実感とともに持って帰る、未来への期待や希望。それこそがロックなのではないかと思った。アルバムを出し、ツアーを終えてひと段落と見せかけて、GLIM SPANKYの2024年はまだまだこれからとのこと。また近々、彼らの音の鳴る場で会いましょう。
文=TAISHI IWAMI
撮影:上飯坂一
<公演情報>
『The Goldmine Tour 2024』
3月24日(日) 東京・日比谷公園大音楽堂
https://glimspanky.lnk.to/the_goldmine_tourTP
【セットリスト】
01. The Goldmine
02. 褒めろよ
03. Odd Dancer
04. 光の車輪
05. 話をしよう
06. 真昼の幽霊(Interlude)