くらし情報『山本耕史「僕が出ることはもうないと思っていた」再びマークを演じる『RENT』の魅力』

山本耕史「僕が出ることはもうないと思っていた」再びマークを演じる『RENT』の魅力

そうした、よい意味でラフなオープニングに留まらず、各所で見られるエチュード的な演出などは、ジョナサンがもっとコンパクトな劇場を念頭においていたのではないかと考えている。

「コリンズが外から電話をかけてきた時に彼の上から鍵を落として受け渡しをするとか、直接的ではない演出がたくさんあって、すごく小劇場的だと思います。月に映像を映すシーンも、小さな劇場の空間であればもっと大きな映像として感じられたんじゃないかな。ジョナサン自身が一番びっくりしてるだろうけど、彼が思っていた以上に大きな作品になって、大きな劇場で、セットも大きくなった。いろいろな奇跡が大成功の秘訣になったんじゃないかと思います」

山本耕史「僕が出ることはもうないと思っていた」再びマークを演じる『RENT』の魅力

山本耕史「僕が出ることはもうないと思っていた」再びマークを演じる『RENT』の魅力


“奇跡”の作品『RENT』への出演で感じたさまざまな思いは、現在も山本の胸に色濃く残っているようだ。とりわけ、ロジャーを演じた宇都宮隆(TM NETWORK)やミミを演じたTSUKASA(KIX-S)、ジョアンヌ役の坪倉唯子やベニー役のKONTA(BARBEE BOYS)といった、ロック系を中心としたミュージシャンたちとの共演は、大きな衝撃だったそう。

「26年前は一番年下で、しかも音楽活動もやってはいたけど俳優をメインとしている人間は僕だけだった。

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