2022年5月25日 07:00
成田凌&伊藤沙莉が選ぶ「10年後の自分に聴かせたい歌」
その頃、ある大人の方から「学生服を着てる君しか想像がつかない」って言われて。もうすぐ本当に学生でもなくなるのに、学生服を着た私しか想像つかないってことは、ここからできる役がどんどんなくなるなって。先が見えなくて、恐怖に近い日々ではあったかもしれないですね。
10年後は、頼れる兄貴になっていたい
――じゃあ、10年後はどうですか。成田さんは38歳になった自分が、伊藤さんは37歳になった自分がどんなふうであったらいいなと思いますか。成田映画の現場にいたいですね。今みたいに撮られる側もそうだし、機会があるなら撮る側もやってみたい。どんなかたちにせよ映画と関わっていたいです。
今って映画は過渡期にあると思っていて。今回の作品みたいに配信というかたちもどんどん進化している。これが10年後どこまで進んでいくのかも気になるし、映画とどう共存していくのか、テレビドラマとどう共存していくのかもまったくわからない。もしかしたら10年後には何かがなくなっている可能性もあるわけじゃないですか。できればどれもバランスよく共存していられたらというのが理想ですけど。そういう変化の中でもちゃんと現場に立ち続けていることが、いちばんの望みですね。