くらし情報『映画に“革命”が起こる!? 『ジェミニマン』監督が語る』

映画に“革命”が起こる!? 『ジェミニマン』監督が語る

の静止画を連続投影することで動いている“ような”映像を生み出している。しかし、この24という数字は映画の短い歴史の中でも試行錯誤があり、絶対的な正解ではない。過去にはこれよりも少ないコマ数で撮影されていた時期もあれば、あえて倍の48コマで撮影された映画もあった。本作でリー監督は全編を120コマ/秒で3D撮影し、60コマ/秒で上映することにした。1秒あたりのコマ数があがれば、動きの細部までをキメ細かく記録・再生でき、製作陣はこの手法によって映画への“没入感が高まった”と主張する。

「新技術によって、ウィル・スミスが本当に目の前にいるかのような感触を味わってもらえると思います。と同時にこの技術は作り手が観客に“本当に見せたい空間”を描くことができるツールだとも思っています。かつて映画における編集とは“時間軸”の語りでした。
あるコマと次のコマの“間”を観客の方に脳内で補完してもらって、物語を語っていたわけです(例:私たちは「ホームから走り去っていく列車」の次に「泣きながら手を振る人」を観ると、本来は別々の画でも勝手に“列車を見送っている人の話”だと思ってしまう)。

しかし、この映画で採用したハイフレーム撮影では“空間”で語ることができます。

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