くらし情報『映画『女たち』篠原ゆき子 インタビュー「ストレスをためない生き方」』

映画『女たち』篠原ゆき子 インタビュー「ストレスをためない生き方」

また、介護が女の人だけに委ねられがちということにも違和感を覚えつつ、すごく難しい問題だなと思いました。

実の母親の介護ですらあんなに大変なのに、お姑さんとなるともっと難しいんだろうなと。でも、劇中のサヘル・ローズさん演じるヘルパーさんのように、他者に入ってもらうことは、すごく大切だなと感じました。

映画『女たち』篠原ゆき子 インタビュー「ストレスをためない生き方」

『女たち』 6月1日(火)全国公開 ©「女たち」製作委員会

「大丈夫」という声がけは難しい

―—美咲と香織が「大丈夫」と声を掛け合うシーンも胸に染み入りました。

「大丈夫」という言葉も難しいですね。いろんな境遇の方がいると思うし、ただでさえギリギリの状態で頑張ってこられた人が、コロナで道を閉ざされたと思い込むこともあるでしょうし。

でも、たぶんすべてが閉ざされたわけではないと思うんです。いつか絶対に「あの時はああだったね」と言える日が来ると思うので。


―—篠原さんご自身は、コロナ禍のステイホーム期間中、心境の変化などはありましたか?

家族とは密にならざるを得なかったので、以前よりももっと近いものになったというか、居心地のいいものになったかなとは思います。

以前は友達や役者仲間と外へ出かけたり、飲んで息抜きをしたりしてきましたが、コロナでそれができなくなりました。

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