映画『女たち』篠原ゆき子 インタビュー「ストレスをためない生き方」
撮影:源 賀津己
つらい時だからこそ、大事なこと
―—篠原さんご自身は、弱音を吐けるタイプですか?
私は本当に出せないタイプでした。それはプライドなのか何なのかわからないんですけど、今回の撮影ではそこを吐き出して、高畑さんをはじめ、みなさんにすごく助けていただきました。
また、最近も、いろいろと他のお仕事で落ち込んだことがありましたが、試しにその時、弱音を吐いてみたんです。
そしたら家族や事務所の皆さんさんたちが助けてくれました。これはいいなと、今は味をしめてしまった感じです(笑)。でも、コロナ禍だからこそ、周りの人に甘えてみるのはアリだなと、心から思いました。
『女たち』 6月1日(火)全国公開 ©「女たち」製作委員会
人生においてのつまずきはきっと誰もが経験していくこと。
渦中にいる時は苦しすぎて、自分だけが突き放されたような感覚に陥ってしまうけど、見渡せば自分への愛情や救いの手があるということを、この映画は気づかせてくれる。
葛藤しながら、小さな希望をつなげようとする女たちから、ぜひ勇気をもらっていただければ幸いです。