映画『女たち』篠原ゆき子 インタビュー「ストレスをためない生き方」
夫は自分と全く違う職業の人ですが、いつの間にか仕事の話もできるようになり、意外とそれが良かったのかなと。
撮影:源 賀津己
―—そういう点では、ステイホームがプラスに働いたのですね。
私自身、ぐーたらして過ごすのは嫌いじゃないので、心が沈むことはあまりなかったほうだと思います。自分だけではなく、みんな仕事がなくて、正々堂々と休みを取れている感じはありました。
もちろん、そんなことを言っていられない方々もたくさんいらっしゃったと思いますし、自分もことごとく映画祭や撮影など、やりたかったことがどんどん飛んでいったので、そこはすごく悔しかったです。
行き詰まったときの、乗り越え方とは?
―—本作に出演したことで、篠原さんご自身はどんなメッセージを受け取りましたか?
人に助けを求めるとか、自分の弱さをさらけ出すことはすごく大事だなと、改めて思いました。
命をつなぐため、最後の最後にそれをすることができれば、人は変われる気がします。女の人はとかく自分を幸せに見せたいと思ってしまうこともあるから、なかなか難しい気がしますが、きっと誰だって何かを抱えているとも思うんです。
本当に行き詰まったら、発狂してでもいいので、弱みを晒しまくれば、意外とそこで助けてくれる人がいるはずです。