くらし情報『【インタビュー】「僕が作った曲だけど僕だけで作っていないって感じるものが確かにあるんです」20周年を迎え、辿り着いた森山直太朗の現在地とは…。』

2022年8月31日 18:00

【インタビュー】「僕が作った曲だけど僕だけで作っていないって感じるものが確かにあるんです」20周年を迎え、辿り着いた森山直太朗の現在地とは…。

なかなか普段の社会生活を営んでいると難しい感覚なんですけどね。

――その感覚はまさに森山さんの創作の根っこなのではないでしょうか?

自分で作った曲の中で、僕が作った曲だけど僕だけで作っていないって感じるものが確かにあるんです。僕の身体を通って表現されているものだけれど、景色に作らされているとか、みんなで作っているっていう感覚が根本にはすごくあるんですよね。社会的な物差しで測れる日記のような曲もそれはそれでポップスとして必要なものだし価値のあるものなんだけれど、そうじゃない、言葉に変換できないような感覚っていうのを一方でみんな持っているんですよね。本当はこういうふうに生きていきたいんだっていうそれぞれが持っている理想郷みたいなものを自分の中にいつも意識しながら曲を作っているし、音楽の役割ってそこにあるんじゃないかなって思うんですよね。

我々は皆孤独であるという一点において繋がっている

――アルバムの6曲目に収録されている「papa」という曲は、個人的な想いと普遍的な想いが同じ根っこから派生した曲だと感じました。

【インタビュー】「僕が作った曲だけど僕だけで作っていないって感じるものが確かにあるんです」20周年を迎え、辿り着いた森山直太朗の現在地とは…。


親子って初めてできる社会だと思うんですよね。近いがゆえに受け止めきれない無情なことが起こったりとか……。

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